2019年   糖質の過剰摂取に注意
現在、日本では糖尿病の疑いのある人は約900万人いるといわれています。糖尿病予備軍を合わせると、その数はなんと約2500万人にもなり、もはや国民病といっても過言ではありません。糖尿病とは食事でとった糖分(炭水化物)が体内でうまく利用されず、血液中にあふれてしまう状態です。正常であれば、口から取り込まれた糖質は消化されてブドウ糖となり、血液中から各細胞にエネルギー源として利用されます。血液中のブドウ糖は血糖と呼ばれこの血糖をコントロールしているのが、すい臓から分泌されるホルモン、インスリン。ところが、過食(炭水化物の取りすぎ)や運動不足によって、インスリンの分泌が少なくなったり、働きが悪くなると、過剰なブドウ糖が処理されず、血液中に残ってしまいます。その結果、糖尿病になるのです。

糖質オフを実践しよう
糖質(炭水化物)の摂取量を減らせば、それだけで血糖値が下がり、肥満も解消します。血糖(ブドウ糖)の材料は糖質です。血糖はインスリンによって中性脂肪にかわります。血糖値が下がれば、すい臓から分泌されるインスリンが減り、体が脂肪を蓄えにくくなります。糖質を控えればその分、たまった中性脂肪もエネルギーに変わりやすくなり、やせ体質に変わることができるのです。続け方は、とても簡単。主にご飯やパンなどの糖質の多い食品を食事から減らすかリストラするだけでよいのです。最初からゼロにするのが難しい人は、夕食だけを減らすなど段階を踏んでいけばいいでしょう。肉(特に鶏肉がおすすめ)や魚(特に青魚)、納豆や豆腐などの大豆製品、卵や野菜などのおかずはたっぷり食べましょう。カロリーはあまり気にしなてもよいのです。油もたくさんとって糖質に変わるエネルギー源としましょう。但し、油は質が大事。飽和脂肪(常温で固まる油)は控え、不飽和脂肪(特にオリーブオイルの9価不飽和脂肪酸と亜麻仁油やシソ油、青魚に多いEPAとDHAなどの3価不飽和脂肪酸)を積極的にとりましょう。脳はブドウ糖をエネルギー源としているので糖質オフは危険ではの指摘もあります。その場合、肝臓で中世脂肪からケトン体が合成され、脳のエネルギー源となることが新たにわかりました。

「糖化」すると老化が一気に加速する、糖尿病の合併症もあらわれる
糖の取りすぎによる弊害はこれだけにはとどまりません。現在の予防医学では、糖の過剰摂取による「糖化」が危険視されています。「糖化」とは体内のタンパク質が糖と結びついてAGE(終末糖化産物)という毒性の強い老化物質へ変わることをいいます。「糖化」が進むと血管が傷ついて動脈硬化や心筋梗塞の原因になるほか、認知症や骨粗しょう症、肌のくすみやたるみ、シワなどの弊害をもたらすことがわかっています。糖質の取りすぎは、太るだけでなく、老化や重篤な病気をも引き起こす原因となるのです。AGEの害は、毛細血管が多く集まる目の網膜(失明の原因となる)や腎臓(悪化すれば人口透析が必要となる)や足先の神経(悪化すれば足の切断となる)などの糖尿病の合併症の原因となります。このAGEを減らすための対策としても、糖質を減らすことが基本中の基本なのです。

糖質を減らすならまず小麦から
小麦に含まれているグルテンというタンパク質は、腸内の炎症を引き起こす大きな原因となっています。「グルテンフリー」という言葉が最近多く目にするようになりました。小麦を材料としたパン・うどん・中華そば・ケーキ・クッキーなどの洋菓子のなどの糖質から重点的に減らしていきましょう。




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