2024年   奉仕活動 子供の見守り
 現在、ナルク奈良では放課後の子供教室として大和郡山市筒井小学校の1年生を対象とした「つついキッズクラブ」を支援しています。
 つついキッズクラブは奈良県地域教育力再生事業(放課後に小学校の施設等を活用して、勉強や遊び、文化活動、地域住民との交流等の実施)の一環として、勉強や遊びの中で子供たちの社会性を育てることを目的に設立されたもので、ナルク奈良拠点では地域貢献として取り組んでいます。
 コロナ禍で3年間の休止があったが昨年5月より再開された。コロナ前は1〜6年の全学年を対象に120名もの参加があったが、支援者も少なく限られるため、本年は1年生のみとし40名程度の参加者です。
 活動は毎週水曜日の14:00〜16:00でナルクからは登録メンバー 8名で毎回3名程度が出席をしています。
 ここでは宿題や遊びを通して、ものの道理や思いやりの心を育む子育てを進めています。まず子供たちは自分の教室から本教室の図工室へ移動します。重いカバンから国語や算数のプリントを取り出し宿題を始めます。そんな中で行き詰まって助けを求める時、少しヒントを与える程度で静かに見守っている。早く遊びの時間に入りたいと答えを急ぐ子供たちにも強弱をつけながら交通整理をしている。
 宿題が終わると体育館や運動場に向かう子、教室に残り工作をする子、それぞれが思い思いに行動を始める。追いかけっこやボールの投げ合いに勢いがつき、喧嘩やケガに進展しないよう注意深く見守っている。それぞれの意見が異なるとき、中には世話上手な女の子もいて、集団の中でどう折り合いをつけるかを体験をする。泣いたり笑ったりすぐ仲直り、実に微笑ましく羨ましい。「子供っていいな」と感じる小学生の見守り時間でもある。そして家に帰る子、学童保育へ向かう子とそれぞれだが楽しい時間が終了する。
 来年度も1年生を対象に継続される予定です。月に1回でも参加できる人を多く募っています。
▲top
CGI-design