2018年   「かかと落とし」で骨は強くなる
骨の中には「骨を作れ」と指令を出す骨細胞がネットワークを構成しています。骨の細胞の9割以上を占める骨細胞は普段は眠っています。運動などによって骨に衝撃がかかると骨細胞が目を覚まし「骨を作れ」と骨芽細胞に指令を出します。これによって新たな骨づくりが始まります。転んでも折れない強い骨を作るのに最適な運動が「かかと落とし」です。床に「ドシン」とかかとを落とすと足から股関節にまで衝撃が伝わります。この衝撃こそが骨形成の鍵。眠りから目覚めた骨細胞は「新しい骨を作ろう」と活性化し、骨形成のための物質「オステオカルシン」を放出します。結果、骨が強くなり骨密度アップにつながります。「かかと落とし」は高齢者の骨折の多い大腿骨を強くする運動です。大腿骨を骨折すると寝たきりの生活となるリスクが高まります。回復しても車椅子の生活を余義なくされます。「かかと落とし」でかかとの上げ下げと背伸びをすることで「ふくらはぎ」の筋肉が収縮・弛緩します。「ふくらはぎ」は第2の心臓と呼ばれています。「ふくらはぎ」のポンプ作用によって血液の循環も良くなります。「かかと落とし」で骨に衝撃を与えると「オステオカルシン」が分泌されます。近年の研究によって、「オステオカルシン」全身の臓器に若返りのメッセージを送っていたのです。膵臓に働きかけてインスリンを多く分泌させること、脳に働きかけて記憶や認知機能の向上をもたらすこと、肝臓に働きかけて脂肪をエネルギーに変える働きを促すこと、血管を弛緩させる働きによって動脈硬化を防ぐことなどです。「かかと落とし」のほか、階段の上り下りや坂道の多い道でのウオーキングで骨に衝撃を与え続ければ骨が強くなるだけでなく、さまざまな臓器が元気になり体が若返えっていくのです。「かかと落とし」は30回以上を目途に1日2回以上実行してください。水泳や水中ウオーキングは有酸素運動や筋肉トレーニングとしては有効ですば、浮力によって足への衝撃がなく、骨の強化にはあまり期待できません。スポーツではランニングのほかに、テニスや登山も足に衝撃を与えるので有効です。あとは栄養面で十分なたんぱく質・カルシウム・マグネシウム・ビタミン(特にC・D・K)を摂取することです。ビタミンDは魚やきのこ類に多く含まれていますが、野菜にはほとんど含まれていません。ビタミンKは納豆に圧倒的に多くふくまれています。納豆以外でも大豆製品(豆腐など)はタンパク質と同時にカルシウムとマグネシウムが理想的な比率でふくまれているため骨づくりにか欠かせない食品です。骨の大部分を占めるコラーゲンはタンパク質がビタミンCの力を借りてつくられますので、野菜や果物も積極的に食べましょう(果物の食べすぎで糖質とエネルギー過剰にならないように注意しましょう)
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